スタッフブログ

2023.09.28更新

今回は子どもの歯の成長について!

目指すは健やかな子ども!!!

歯並びやかみ合わせはどんなことに関係するのでしょうか

 

①う蝕や歯肉炎のなりやすさ

②租借(食べる機能)

 集中力や胃腸障害などとも関係

③発音(話す機能)

 コミュニケーションにも関係

④あごの骨や顔の成長

⑤子供の心に影響することもある

 

それでは乳歯の時期にはどのような問題があるでしょうか

◎開咬

かいこう

上下の前歯に、隙間があるかみ合わせです。

指しゃぶりや口で呼吸したりすることが関係しています。

指しゃぶりのような癖を辞められるように応援してあげたり、耳鼻科での治療で、鼻から呼吸できるようにしてあげたりすることで、

多くは次第に変化が見られます

◎反対咬合

さ

前歯が前後逆に噛んでいる歯並びです

歯だけがずれている場合とあごの骨がずれている場合とがあります

顔が似るというような遺伝子的な要素もありますが、必ず遺伝するということではありません。

ずれの程度から、永久歯が生えてくるまで様子を見ていたほうがいいか

乳歯の時期から、装置を使った治療を進めるほうが良いか判断することが大切です

歯が生えたばかりで、奥歯が生えそろっていない頃(1~2歳)にみられる場合は、乳歯が生え揃うとしっかり噛めるようになることがほとんどです

◎臼歯部反対咬合

臼歯(奥歯)の嚙み合わせが上下逆の嚙み合わせです。

臼歯は通常、上顎の臼歯が下顎の臼歯より外側に並んでいます

この噛み合わせは、あごの成長などに影響を及ぼすことが少なくありません

必要であれば乳歯の時期(4歳ぐらい)に装置を使って治療することでよい結果が得られます

◎上顎前突

4

前歯を横から見たとき、上下の前歯に前後的なすき間が見られる噛み合わせです。

指しゃぶりや爪噛みなどの癖(口腔習癖)が関係していることがあります

乳幼児の時期は開咬と同じような対応が望まれます

なかにはには装置を使うなどの積極的な治療が効果を上げる場合もあります

 

予防できる歯並びやかみ合わせもあります

生え変わり時期の問題

◎乳歯の裏から歯が生えてきた

5・6歳頃、初めて乳歯が永久歯に生え変わります。それが下の前歯ですが、成長の証です

乳歯がうまく抜け落ちないで永久歯の裏から生えてきてしまうこともよくあります

乳歯がグラグラしていれば、もう少し様子をみましょう

そうでなければ、かかりつけの先生に相談してください乳歯がなくなれば、永久歯は少しずついい位置に戻ってきます。

◎生えてきた歯が曲がっている①

上の前歯は生えてくるとき、ハの字にも曲がっていたりすることがあります

奥歯は生えてくると自然に治ってくることが多いので様子をみましょう

このことを、みにくいアヒルの子が成長して白鳥になることから、アグリーダッキングステージ(みにくいアヒルの子期)とも呼ばれています

最近はこの自然に治るメカニズムが働かない子供たちが増えているといわれています。しっかり噛むことが少なくなったことも理由の一つかもしれません

◎生えてきた歯が曲がっている②

生えてきた永久歯が、こんな風に曲がっていることもあります

見た目だけでなくかみ合う下の奥歯の歯肉が下がっています(歯が長く見えます)

このように歯肉や歯に噛み合わせの影響が出ている時は、治療を考えたほうが良い場面もあります。

◎下の奥歯がガタガタしている

よくある心配ごとです、小さな乳歯の後に大きな永久歯が生えてくるのですから並ぶ場所が足りずに、ガタガタになるのです

あごの骨が成長するにつれて、多くはきれいに並んでいきます

ガタガタが著しく、この時期から対応が必要な場合や顎が成長してもガタガタが残って将来治療を考えなければならないこともあります

 

指しゃぶりとおしゃぶりについて

おっぱいを飲んでいる乳児の指しゃぶりは、手で物をは口に運び、自分で食べることへの準備です

卒乳すれば、おっぱいの代わりに口に感覚刺激を与え、気持ちを落ち着かせる行為となります

3・4歳までには、手を使った遊びや心地よい食事といったことから満足感がえられることでほとんどが自然に消滅します

しかし指しゃぶりが続くと、この行動にによる快い刺激が脳に伝わり、繰り返されることによって好ましくない行動パターンとして定着することになります

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吸い方や頻度によっては、乳歯の歯並びに影響が現れることもありますが、治療の対象となるケースはわずかです

6歳以降も続くと、永久歯やときにはあごの骨の成長にも影響を及ぼすこともあります。

さらにはうまく噛み切れなかったり飲み込めなかったり、発音に影響が現れることもあります

心理的な影響も考えてあげてください

 

また、最近はおしゃぶりを吸うお子さんをよく見かけます

一種のファッションのような感覚もありいくつも首からぶら下げていることもあります

「おしゃぶりが口呼吸を防止する」という考え方がその背景にあるようですが、科学的に明らかではありません

おしゃぶりは本来おっぱいを吸う力が弱い子どもの訓練のためにあるので、離乳食後には必要のないものです

ただ、お母さんにとっては人前で泣き止まないときなどにとても助かる育児グッズですので使い方には注意しましょう

チェックアップ

投稿者: 医療法人隆和会谷山歯科

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